目安としては３ヶ月に一度ですが、患者さまの口腔内環境によってさまざまです。
歯科医院でのクリーニングと、毎日の正しいブラッシングにより、通院頻度を減らすことができます。

むし歯や歯周病がなく、クリーニングと日頃のケアのアドバイスだけでしたら、30分程度で終わります。
健康なら一度の検診の時間は短くなります。また当院では、患者さまの待ち時間をできるだけ短くできるように工夫しております。

妊娠中は、唾液が酸性に傾きます。
食事の回数が増えることで、口内環境も乱れがち。むし歯や歯周病が起こりやすい状態が続きますので、歯科医院でのクリーニングと毎日の正しいブラッシングでお口の中を清潔に保つことが大切です。
また、歯の治療につきものの「ストレス」を、妊娠中に感じることを避けるためにも、妊娠のご予定のある方は、むし歯治療、歯周病治療を前もって済ませておき、健康なお口と身体で妊娠・出産を迎えるのが望ましいでしょう。

むし歯も歯周病も、痛みのない初期のうちに治すことで、「治療範囲」、「治療費」、「治療回数」を抑えることができます。
特に歯周病はかなり進行しないと痛みが生じない病気です。自分で判断するのではなく、プロである歯科医・歯科衛生士に診てもらうことが大切です。

何もせずに治ることはありません。すぐに歯科医院を受診しましょう。
むし歯は、「ただ痛い」だけではありません。むし歯菌が血液を介して全身に運ばれ、さまざまな病気を引き起こすことがあります（虹彩炎、角膜炎、心臓病、皮膚病、腎臓病、神経疾患、敗血症など）。お口の健康と身体の健康は、切っても切り離せない関係です。

歯ブラシや指での歯ぐきのマッサージは、引き締めと歯周病予防の効果が期待できます。
その際、殺菌効果、消炎効果のある薬剤が入ったペーストや、塩をつけるとさらに効果は高まります。ただし、やり過ぎは逆効果です。歯科医院で正しいマッサージ法を指導してもらいましょう。

「定期検診」と「毎日の正しいブラッシング」が大切です。
忘れないでいただきたいのは、両方をきちんと行うということです。どちらかだけでは、その効果も半減してしまいます。
定期検診を終えて一歩医院を出れば、次回の検診までは患者さまご自身でお口を守るしかありません。その「守り方」を、当院では定期検診の際にきちんとお伝えします。